季節は秋の実りへの階(きざはし)が見えて蝉の声も姦しい。今年も酷暑が続きそうだが、政治の世界はもうこの十年ほど悪さしかしていないように見える。その筆頭が国民の選挙の権利の格差であろう。弱弱しく憲法違反状態と判決する三権分離のはずの裁判官もゲンパツムラへの天下りが確認された。
マスコミ特に瞬時に情報を届けるTVの反応も狂気の沙汰で、政治屋部落の内部事情をあたかも重大事として、合区の議員を取材する。一体この制度改革が何のためになされているのかをすっかり忘れた報道ぶりである。つまり、格差是正の対象となる選挙民の事はすっかり忘れているに等しいTVニュースばかりであってあきれたのだ。
格差が是正されたとは思えない二倍近い選挙権の違いをいかに受け止めるか、本質を忘れている。さすがに朝刊では識者のコメントをとりあげ、こんなものではダメだと言う記事が出たので救われた。公共放送のメインキャスターも政権への従順さを旨としないと首を切られる異常事態で、後任はいかにもその通りのコメントに終始しているように見える。情けない。
と、朝から腹の立つことをぶつけてみた(笑)
秋はすぐ来る、元気に暑さを乗り越えよう。秋への階他にもいくつか。